皆さんは千代の富士という力士をご存じですか?
昭和から平成にかけて力士として活躍され、一時代を築いた方です。
残念ながら、膵臓癌を患い2016年7月31日に61歳という若さで亡くなられました。
千代の富士と言えば、あの筋肉質の体ですよね。
すさまじいまでのトレーニングで、あの筋肉質の体と大相撲の記録を残したんです。
今回は、千代の富士の行ったトレーニングの内容をご紹介したいと思います。

 

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凄い筋肉!

千代の富士は、トレーニングで鍛えた体と技で、多くの記録を残しています。
彼の筋肉は鋼のようで、まるでボディービルダーのような体をしています。
そして、強いだけではなく、力士としては細身で筋肉質な均整のとれた体形、それに加えたくましい精悍な顔立ちから、
相撲界のアイドルのような人気でした。
千代の富士はもともと細身の体形でした。
しかし、力士として勝つには筋肉をつける必要があります。
そこで、筋肉トレーニングを始めました。
もともと筋肉質で骨も太かったせいで、筋肉がたくさんつきました。
この筋肉のお蔭で大相撲で数々の記録を残す事が出来たのです。
強くてカッコいい横綱として、今でも語り継がれています。
コマーシャルにも出演しましたよ。

千代の富士の筋肉伝説

すさまじいトレーニングで筋肉を手に入れた千代の富士ですが、かれの筋肉はもはや伝説となっています。
この鍛え抜かれた肉体に鋭い眼光を持つ端正は顔から、「ウルフ」というニックネームもありました。
このニックネームは、千代の富士がちゃんこ番で魚をさばいている時、「狼みたいだな」と言った事から名付けられたそうです。
「ウルフ」、千代の富士にぴったりなニックネームですね。

千代の富士のBMI数値

日本相撲協会規定の入門条件として、身長171センチ、体重75キロ以上という条件があります。
この条件ですとBMIは25.7となり、一般人では肥満という事になります。
力士は筋肉の上に脂肪がたくさんあり、内臓脂肪は常に20台だと言われていますが、
千代の富士の体脂肪率は10.3%で、とても引き締まった身体でした。
身長183センチ、体重126キロで、BMIは37.62でした。
力士では普通の数値です。
皮下脂肪は十両以上の力士の中では、一番少なかったらしいです。
身体のほとんどが筋肉だった所が、他の力士とは違う所ですね。

筋肉増強剤の使用疑惑

あまりにもすごい筋肉の為、ステロイド等筋肉増強剤を使っているのではないかという疑いがもたれた様ですが、
実際には使っていなかったとの事です。
正々堂々と勝負していたんですね。

 

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筋肉エピソード

千代の富士の筋肉にまつわるエピソードはたくさんありますので、ご紹介していきますね。

1.プロレス界からのオファー

横綱に昇進する前にプロレス界からオファーがあり、真剣にプロレス転向を考えていましたが、肩を壊した為実現しませんでした。
腕切断の危険性があったらしいです。
あの時プロレス界に転向していたら、横綱になる事はなかったですね。
ご本人も、プロレスラーにならなくて良かった、と語っていたらしいです。

2.脱臼癖克服の為筋肉を鎧に

入幕前、両肩の関節のかみ合わせが浅い体質の為、脱臼に悩まされていたそうです。
入幕後、昭和54年3月場所で右肩を脱臼し、途中休場して入院しました。
全治1年、手術した場合2年と言われていました。
本土俵で、7度も脱臼し、「手術すると半年稽古出来ないから、筋肉の鎧をつけろ」と医師から言われました。
そして、トレーニングに励むようになったのです。
毎日腕立て伏せ500回。そしてウエイトトレーニングを行いました。

3.禁煙

入幕後十両から幕下で低迷した頃、タバコを1日3箱も吸うヘビースモーカーになってしまいました。
でも、初代貴ノ花に禁煙を勧められます。
自分の尊敬する大関が、自分の事を心配してくれている、と感激し、50万円のダンヒルの金のライターを隅田川に投げ捨てたそうです。
そして、飴玉をなめながら禁煙を成功させます。
禁煙後は体重も増えて行きました。

筋肉トレーニング方法

千代の富士は具体的にどのようなトレーニングを行ったのでしょうか?
彼の行ったトレーニング方法をご紹介しましょう。

1.腕立て伏せ

腕立て伏せには特に力を入れていて、1日に500回行いました。
腕立て伏せを行う事により、肩、大胸筋、上腕三頭筋等を鍛える事が出来ます。
腕立て伏せを行っていた畳は4カ月でボロボロになってしまったそうです。

2.上半身の強化

脱臼癖の克服には上半身を鍛える必要があり、その為に様々なトレーニングを行いました。
相当ハードな内容だったらしく、このトレーニングには誰もついて来れなかったらしいです。

3.ダンベル、てっぽう柱

・20キロのダンベル上下20回
・てっぽう柱のぶつかり

如何でしたか。
千代の富士はドラッグに頼らず、すさまじい努力で正々堂々と戦っていた素晴らしい力士ですね。

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