北山トライアングルって知ってますか?

もともとは北山という人が趣味で子供のころから
作っていたトライアングルなんです。

それがあれよあれよと洗練されて、
世界中のオーケストラなどから注文が殺到するようになったのです。

しかもそれが話題になって、
『激レアさんを連れてきた』にも出演するのですから大したものです。

ということで今回は、北山トライアングルについて迫ってみましょう!

 

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北山トライアングルの始まり

北山トライアングル代表の北山は、
子供の頃から音というものに興味を持っていました。

小学校を選ぶのにも、その学校の階段を登るときの
音が良かったからというのですから驚きです!!!

もう、このころから彼の才能の片鱗は見え隠れしていたということですね。

中学生になるとBEATLESとYMOに出会い、
さらに音の世界にのめり込んでいったのです。

特にBEATLESなどの60年代の音楽に頻繁に使用されていた
ティンパニーに大きな興味を抱いたのでした。
そこから今度は彼の興味は打楽器へと向かったのでした。
そしてもちろんバンドではドラムをたたいていたのです。

その後大学を卒業し手からは、ドラマーとして生計を立てていたのです。
もう、打楽器の虜といった状態でした。

 

ドラムをはじめとする打楽器類のリペアも初めは、必要性と探求心だけだったのですが、
徐々に人から頼まれてやるようになっていったのです。

このように打楽器と深くかかわっていると、
自分でも楽器を作りたいという思いに駆られていったのです。

 

そんな生活を送っている中、
ある知人がオーケストラへのエキストラをやってみないかとかれを誘ってくれたのでした。

そこで北山は、クラシック打楽器と出合います。
多くのクラシック打楽器に触れ合う中で、ある1つのトライアングルに遭遇したのです。

そのトライアングルは1つ10万円もするというものでした。
それはドイツの管楽器職人が作ったという超本格的なもので、
それは凄い音を出すという噂のトライアングルでした。

 

そして北山はついにそのトライアングルと対面したのです。

そしてそれに実際に触れてみた時、直感が彼の中を走りました。
「これ俺にも作れる、作ってみよう!!」

 

これは直感なので、どうしてそう思えたのかは定かではありませんが、
ただ、絶対に作れるという確信があったのです。

そして気が付いたら、次の瞬間にはもう作業を開始していたのだそうです。

それから一か月たったあたりで、試作のトライアングルが完成したのです。

 

でも、その試作品は形は良かったのですが、
音に関して言うと全くダメなものでした。
噂のあのトライアングルのような音が全然出てこないのです。

そこからは試行錯誤の連続が始まったのです。
こうやってみよう、ああやってみよう。
大学時代に勉強した機械工学や材料力学の専門書を
また読み返したのですが全く役に立たないのです。

 

機械工学や材料力学は構造上の強さに関する世界ですから、
音については全く参考にならないことに、後から気が付いたのです。

 

他にも色々と文献などを漁ったのですが、
音響とそれを実現するための材料加工の文献は見つけられませんでした。

これは険しい道に足を踏み入れたと、後悔したのも事実です。

しかしトライアングルを作るという情熱は決して冷めることはありませんでした。
そこで今度は、日本を代表する金属造形の第一人者の先生にも相談してみました。

 

その先生は、本当に凄い技術を開発しており、
金属を自由自在に操れる域に達した人です。

さらにその先生は内閣総理大臣賞を受賞し、
日展評議員を務めるという学術的にもしっかりと認められた人です。

しかし、期待していた情報を得ることはできませんでした。
この時は、本当に落ち込んだと言います。

こんな高名な人からもわからないと言われて、
全ての感光性が閉ざされたように感じたのでした。

1年の試行錯誤の末に

そんなある日、あの10万円のドイツ人の職人によって作られた、
例のトライアングルを再び叩ける機会に巡り合ったのです。

それはある意味、北山にとってこの一年間の追求の結果との対峙を意味していました。
それは大きな期待と不安に満ちたものでした。

そして恐る恐る、自分のトライアングルと例のトライアングルの音を比べたのです。
この時、彼の試作品は2つ用意していきました。

先ず、一つ目を叩いて比べてみました。
聞き間違えるような音色!

 

体の底からの感激を覚えました。
一緒に聞いてくれていた人たちも、「ほとんど一緒だ」と褒めてくれたのです。
これには北山も喜びました。

こうなってくると次のトライアングルにはさらに大きな期待が膨らみました。
そしてそれと同等なくらいの不安もありました。

そしていざもう一つのトライアングルを叩いてみると、もっと凄い音だったのです!

もうそれは魅惑の世界、幻想の世界でした。
美しく煌めく倍音と永遠に響くようなサスティーン!!
そして別次元の世界から放たれる極楽のような波動を感じたのです。

自分では試行錯誤を繰り返していただけだったのですが、
それがいつの間にか全く未知なる世界に突入していたのでした。

この結果をもって、北山は一定の結果を得たという安心感を覚えたのでした。

 

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北山のこだわり

一定の結果を得た北山でしたが、まだ納得していませんでした。
ここが彼の本当にすごいところなのです!!

確かに音としては満足の行く段階になったけれども、
どこか二番煎じのような虚しさを感じていたのです。
そのためにそこでできた2つのトライアングルの販売はしませんでした。

しかしそんなある日北山は不思議な夢を見たのです。

空高くに存在する不思議な村があったのです。
そこから下には、大きな雲海が広がっていたのです。

そこは全く見知らぬ場所でした。

ここはどこだろうと考えていると、周囲には人の姿があったのです。
その人たちはみんな静かに雲海のほうに向かって歩いて行ったのです。

とても不思議な感覚でした。
そしてしばらくすると、それはあの世と言われるもの、
極楽とか天国と言われるものなんだと気が付いたのです。

そしてそこにはとても厳かで荘厳な雰囲気がありました。

彼はそこで夢から覚めるのですが、
しばらくこの美しい波動の中にいたのです。

そこで北山には新たな思いが込み上げてきたのでした。

この波動の感覚を何とかトライアングルで再現できないものか?
それを完全に具現化することを目標にしたのでした。

それが自分のオリジナリティーになり、
二番煎じから抜け出す唯一の方法であると確信したのです。

そしてまたそこから試行錯誤を何百回も繰り返して、
やっとその波動に浸ることができるトライアングルを作ることができたのでした。

それは本当に血のにじむような険しい道でした。

そして遂に彼は納得のできるその音に出会ったのでした。
ではその音をお聞きください。

美し音色ですね!

本当に素晴らしいです。

北山トライアングルをどこで試奏できるのか

実店舗にて、試奏できます。

試奏できる店舗は以下の3つです。

大阪 ACT楽器
山野楽器
浅草 コマキ楽器

もしくは、北山トライアングルから直接いくつかのトライアングルを送ることもできます。
そこでもし、気に入ったものがあれば購入できますし、
なければそのま送り返すことも可能です。

北山トライアングル kitayamatriangle@gmail.com

北山トライアングルの値段は

こうなってくると買ってみたくなりますよね!
どのくらいのお値段なんでしょうか?

気になるお値段ですが、
だいたいは3万円から7万円で販売されていることが分かりました。

そんなに高くないので、購入することも可能ですね。
一つ購入して、自宅で鳴らしてみてはいかがでしょうか?

まとめ

子供のころから音には敏感だったというので、
とんとん拍子にここまっで来たのかと思いきや、
かなりの苦労があったみたいですね!

相当に、相当に険しい道のりだったんだと思います。

でも、そこを乗り越えて、よくここまでたどり着きましたよね!

本当に素晴らしい、経緯を表したいと思います。

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