皆さん、ぬれせんべいはお好きですか?
しっとりした歯ざわりと濃厚な醤油味のせんべいです。

そこまでメジャーなものではないかもしれませんが、
ぬれせんべいには、多くのファンがいるみたいですよ。

そこで今回のこの記事では、

・ぬれせんべいまずい?
・美味しい食べ方のアレンジ法は?
・しみせんべいとの違いも!

ということを中心に見ていきたいと思います。

 

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ぬれせんべいについて

ぬれせんべいというのは、ちょっと湿ったせんべいです。

発祥地は千葉県銚子市。
柏屋二代目店主の横山雄次が考案しました。
生地の中にまでタレが染み込んでしまった失敗作を、
無料で配っていたのですが、それが評判になり、後に商品化される事になったのです。

「ぬれせん」は柏屋の登録商標です。

 

現在では、千葉県、茨城県、埼玉県でも同じ製法でぬれせんべいが製造されています。

興味深い逸話に、「銚電のぬれ煎餅」というのがあります。
1995年、経営難に苦しんでいた銚子電鉄を救ったのがぬれせんべいだったのです。

銚子の煎餅屋「イシガミ」がぬれせんべいの作り方を無料で伝授、
「銚電のぬれ煎餅」として販売し、経営を持ち直しました。

その後、また資金不足に直面した際、
「ぬれ煎餅買ってください。電車修理代を稼がなくちゃいけないんです」
というお願い分をホームページに載せた所、全国から1万5せん件もの注文があり、
またもや経営を立て直す事が出来たのです。

心温まるお話ですね。

ぬれせんべいはまずい?

あの独特のしっとり感と濃厚な醤油味は、
好きな人もいれば、嫌いは人もいると思います。

銚子で販売開始されたのは1963年ですが、
最初は「湿っている」と苦情を言う人もいたそうです。

普通せんべいはかりっとしていますから、湿った不良品だと思われたのでしょう。
かりっとしたせんべいを好む人は、「なんだこれ?」と思われるかも知れません。
それでも、ぬれせんべいのファンに支えられ、だんだん定着してきました。
独特な食感ですから、好き嫌いがあるのは当然かも知れませんね。

ぬれせんべいの作り方

ぬれせんべいの作り方は、普通のせんべいと同じ工程で作られ、
生地を焼いた直後の熱い内に醤油に漬け込みます。
普通のせんべいは、焼いた生地を冷まして醤油をつけ、もう一度乾燥させます。
ぬれせんべいは、熱い内に醤油につけ、完成です。

 

家で一から作る場合は、

●上新粉または米粉と水を、耳たぶくらいの固さになるまで混ぜる

●混ぜあがったものを蒸し器で蒸す

●蒸しあがったら、ご飯を入れて、粒がなくなるまで潰す

●薄くのばし、丸く型抜きする

●電子レンジで乾燥させる

●電子レンジから出して、室内で乾燥させる

●乾いた煎餅を網でこんがり焼く

●焼きあがったら、漬け醤油(醤油、砂糖、みりん、酒など)にひたす

●せんべいをバットで乾かす

このプロセスで作れば、しっかりとしたぬれせんべいができあがります。
おいしく作るコツは、漬け醤油にしっかりと浸す事です。

もしあなたがぬれせんべいのファンならば、自分で作ってみるのも良いですね!

 

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美味しい食べ方のアレンジ法は?

美味しい食べ方のアレンジ法は?
醤油味が定番のぬれせんべいですが、ソース味、みそ味、青のりなど、色々な味がありますよ。

食べ方のアレンジとしては以下のようなものがあります。

●お茶漬けの具材にする
小さくちぎってお茶請けにしてみましょう。せんべいのタレが染み出して、味わい深くなります。

 

●電子レンジで温める
焼き立てのような味わいになります。ただ暖め過ぎると焦げてしまいますので、気を付けてくださいね。

 

●おにぎりの味付けに
ぬれせんべいのしっとり感とお米がよく合います。
小さく切って、ご飯、ゴマなどと混ぜ合わせ、握ります。

 

●マヨネーズをつける
コクが加わり、風味が増します。七味やワサビを混ぜると良いですよ。

 

●カナッペに
みじん切りにしたチーズやかまぼこを、明太子、マヨネーズ、醤油と和え、ぬれせんべいにのせ、パセリなどを散らします。

 

●溶けるチーズと
スライスチーズをのせ、電子レンジにかけるだけです。

 

●キッシュに
ぬれせんべいを生地にしてオーブンでこんがり焼きます。

 

 

これ以外にも、もっともっとクリエイティブになって色々なアレンジ方法を試してみてください!

 

しみせんべいとの違いも!

「ぬれせん」は柏屋の登録商標です。
風見製菓はしみせんべいとして販売しています。
ぬれせんより硬くて歯ごたえがあります。

これがぬれせんべいと、しみせんべいの違いですが、

名前が主に違うだけで、実際の物自体はほとんどが同じであると言えます。

まとめ

ぬれせんべいって本当に美味しそうですね!

ある意味これは好き嫌いが別れる食べ物かもしれませんが、
好きな人はとことん好きであると言えるでしょう。

名前だけ聞いて抵抗を感じる人も、
実際に食べてみると、意外にハマってしまうかもしれませんよ。

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