『わけあって絶滅しました』って知ってますか?

この本には、絶滅した生き物たちが登場して、自分たちが絶滅した理由を語るのです。
絶滅を楽しい切り口で語るという、ちょっと新しい観点の本です。

子供の夏休みの宿題のために購入しても、そのあまりの内容の濃さに、
親が夢中になって読んでしまうくらい面白い本のようです。

今回はそんな今話題の本、『わけあって絶滅しました』っに迫ってみたいと思います。

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『わけあって絶滅しました』の詳細

発売日   2018年07月20日
出版社   ダイヤモンド社
発行形態  単行本
ISBNコード  9784478104200
著者/編集 今泉忠明、丸山貴史
累計販売部数28万部

著者紹介

今泉忠明
1944年生まれ
東京海洋大学卒業
哺乳類の分類学や生態学を国立科学博物館で学ぶ
のち伊豆高原ねこの博物館館長
日本動物科学研究所所長
日本ネコ科動物研究所所長
東京動物園協会評議員

丸山貴史
1971年生まれ
動物ライター、図鑑制作者
ネイチャー・プロダクション編集室勤務を経て、ネゲブ砂漠にてハイラックスの調査に従事
「ざんねんないきもの事典」が145万部を達成する

『わけあって絶滅しました』の内容

1  のろますぎて絶滅ードードーさん
2  やさしすぎて絶滅ーステラーカイギュウさん
3  アゴが重すぎて絶滅ープラティベロドンさん
4  歯がぬけなくて絶滅ーヘリコプリオンさん
5  ちゃんと飛べなくて絶滅ーシソチョウさん
6  筋肉ムキムキで絶滅ースミロドンさん
7  山にのぼって助かったライチョウさん
8  島が沈没して絶滅ーオオウミガラスさん
9  水にもぐって助かったーカモノハシさん
10  隕石が落ちて絶滅ーティラノサウルスさん

このように楽しい感じで、色々な動物が登場します。
そして面白おかしく自分たちが絶滅した理由を語っていくのです。

地球の歴史とは生物の繁栄と絶滅の歴史といっても過言ではありません。
絶滅は決して悲観することだけではなく、自然の仕組みのひとつなのです。

何かが絶滅した後は、また新しい別の生物が繁栄するという順番になっているのです。
どうして「そんなアホな理由で滅んだ」と言いたくなるような動物がいます。

その一方でどうしようもない不運に見舞われて絶滅してしまった動物もいます。
またその一方で、絶滅を逃れて、なんとか今日まで生き残った動物もいるんです。

こういった深い自然の摂理を楽しく学べます。

 

パンダに負けて絶滅したギガントピテクスさん

ギガントピテクスは大きな体で、ベジタリアンなんです。
最初のうちは、中国の森のあたりで暮らしていました。
でも、時代とともに住める森がどんどん減っていったのです。
そして、食べていた果物がなくなってきたのです。

そこで、ササに目を付けたのです。
でも、このササっていうのは栄養が少ない食べ物なんです。
ただ、不運なことに同時期にパンダが現れたのです。

パンダはかわいい顔をしているのですが、ササを大量に食べてしまい、
ギガントピテクスの食べる分がなくなってしまったのです。
こして、ギガントピテクスは絶滅に至ったのでした。

 

アゴが重すぎて絶滅したプラティベロドンさん

プラティベロドンは、平たいスコップのような歯で、草の根を掘ってみたり、
木の枝を切ったり、気の皮をはがしたりして食べていました。

でも、このアゴはとても重かったのです。
この思いあ後で食事をしたりするのはかなりの苦行だったのです。

そんなわけで、食事をするだけで精いっぱいで、
子孫を残せずに絶滅してしまったということです。

このように、絶滅した生き物たちが、
自分たちの絶滅した理由を語るのが、この本の一番の見どころになっています。
生物自らの語り口調は、それぞれの個性あふれるキャラクターが想像させてくれます。
だから知らない生き物でも十分に親近感が持てるので、どんどん読み進めることができます。

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『わけあって絶滅しました』はネタバレだったのか?

ズバリ、ネタバレということは無いと思います。
ただ、『ざんねんないきもの事典』や『それでもがんばる! どんまいないきもの図鑑』
などといった本が出ているので大体の想像は付くと思います。

これらの本に共通することは、面白おかしく真実を伝えるというところです。

ですから、『わけあって絶滅しました』も面白おかしく
絶滅について語れているんだろうと推測できるのです。

ただ、これがネタバレということは無いと思います。

『わけあって絶滅しました』の読者感想は?

楽しく読める

絶滅した理由を、楽しく学べます。
文章が面白おかしく書かれているので、誰にでもとっつきやすい本だと思います。

ただ、一部には批判的な人もいるとのことですが、
科学的な考察に基づいたしっかりとした根拠もある本です。

素晴らしい本であることは間違いないと思います。

明日は我が身???

普通なら悲しいはずの絶滅に関しての理由を、楽しく学べます。
色んな絶滅の理由があることに驚きました。

絶滅の理由って防ぎきれない不運なものから、
ちょっとおっちょこちょいなものまでいろいろあるんだなと思いました。

そうこう読んでいると、「これ、俺に当てはまるかも?」
みたいな感じで自分に置き換えてみることも可能です。
是非みんなに読んで欲しい本です!

爆笑できる本

内容は絶滅に関してなのですが、それが面白い!
「そんな理由で絶滅するの??」と爆笑しながら読んでしまいました。

絶滅組だけではなく、絶滅しそうでしなかった動物達も紹介されています。
今まで知らなかった動物がたくさん出てきたので、
そういった意味でも勉強になりました。

長男の宿題のために買った本ですが、今では私が一番のファンになってしまいました。

まとめ

地球に生きた動物の歴史を知ることってとても興味深いですね。
知った後に、なるほどって思えます。

この本は絶滅に関しての本ですが、
そういったことを楽しく学べるっていうのがいいと思います。

楽しく学習できるって最高ですね!

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