早起きは三文の徳って言いますよね。

 

あれって本当はどうなんでしょうね?
本当に当たっているのでしょうか?

 

夜型で早起きの苦手な人には
ちょっと耳の痛い話ですよね。

分かっちゃいるけど、
そういう体質だから、
どうも宵っ張りで、朝が苦手なんです。

早起きできる人がうらやましく感じてしまいます。

 

そんな訳で、今回は早起きは三文の徳に迫ってみましょう!

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早起きは三文の徳とは

早起きすれば健康にも良く、
そのぶん勉強や仕事がはかどったりするので、
徳することが多いということ。

早起きは三文の徳は本当か??

これは昔からことわざとして受け継がれてきていますので、
とても的を得ているように感じます。

 

それに夜型人間の場合には、
朝早く起きて健康的に一日を始められる人が羨ましく見えますよね。

そして、一日を長く効率的に使っているようにも見えます。

それで夜型の筆者も、早起きを試してみたのですが、
結局できませんでした。

 

10時くらい早くベッドに入ったものの、
結局2時くらいまで眠れずに、
その分の4時間くらいを無駄にしてしまったのでした。

では我々、夜型人間は一生損をし続けなければいけないのでしょうか?

最新の研究でそれは違うという結果が出てきたようです。

我々を味方してくれる研究が出てきて良かったですね!

 

カリフォルニア大学のマシュー・ウォーカー氏が
このことについて、
面白い著書を著しています。

 

それは『Why We Sleep』という著書です。

この本の中でクロノタイプという言葉が使われています。

ウォーカー氏によると、人間のクロノタイプはいくつかに分類されています。

朝型 約40パーセント
夜型 約30パーセント
中間 その残り

そしてこれは、遺伝で決まるもので
自分で選べるものではないということなのです。

どうして異なるクロノタイプが存在するのか

これは人類が進化していく上でのメリットがあったようです。

原始時代に人間が小さな集落を形成して生活していたとき、
睡眠時間のずれが、
その集落で暮らす人間の生存に有利であったというのです。

ウォーカー氏によれば、睡眠時間がずれていることで、
必ず誰かが起きているので、
猛獣や他の部族の襲撃を監視することができたといいます。

夜型人間受難の時代

しかしそれ以降、夜型人間にとっては険しい道のりとなりました。
それは農耕文化の出現です。

そのため社会は農業社会となり、そこに暮らす人々は、
日の出とともに働き始めなくてはいけなくなったのです。

 

そして産業革命が起きて以来、
工場に毎朝午前8時までに行かなくてはいけなくなったのです。

 

こういった社会の移り変わりのために、
夜型人間はこれまで長きに渡って、
受難の時代送ってきたのでした。

9時5時勤務が崩れてきている

しかしこのところ、インターネットやパソコンの普及もあって、
9時から5時勤務は崩れてきているのです。

アメリカでは顕著にこの動向が加速しています。

 

2015年に行われた2つの調査によると、
80パーセントの企業がフレックス制を導入しているということです。

 

これは夜型にとって朗報です!
朝早くに無理に起きなくてよいのですから、
そして、まだ体が眠っている間にベッドから起き上がらなくてもよくなるのです。

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無理して合わせることはない

筆者も典型的な夜型の人間です。
そこで、自分のパターンを
夜型からが朝型に変えようと試みたのですが、
上手くいかなかったというのは、先ほど述べた通りです。

 

そしてこれは研究でも、上手くいかないとされていると証明されているようです。
それは自分の遺伝子に逆らうことになるので、
上手くいかない結果になるのだそうです。

もし無理に朝方にしようとすると、
体調が悪くなったり体重増加につながってしまうのです。

 

だから自分のクロノタイプに合わせて
起床時間も決めたほうが良いでのです。

朝方の人は早朝に起きればよいのですが、
夜型の人はきちんと遅くまで寝たほうが良いようです。

その基準の一つが朝7時になります。

夜型の人は、朝7時よりも早起きはしないほうが良いと
科学的に証明されているのです。

ただ、クロノタイプが早起きの人は、
それより早く起きても構いません。

ただ夜型の人は、7時より早起きはしないほうが良いのです。

7時より早起きすると老化が早まり、不幸になるという研究結果が出ています。

それは、午前7時よりも前に起きてしまうと、
コルチゾール(ストレスホルモン)の量が増えてしまうのです。

コルチゾールの役割として、一瞬分泌されれば
危険を回避する場合などの場合の助けになってくれるものです。

しかし出すぎるとよくありません。

 

実は、朝7時より前に起きるとコルチゾール(ストレスホルモン)分泌量が
上がった状態で高止まりしてしまうそうです。

言い換えると、朝7時前に起きると
コルチゾールの分泌量が高止まりしてしまい、
体が休まらない慢性疲労の状態になってしまうのです。

こうなると老化が早まり
疲れやすい体になってしまうのです。

夜型人間の3つの特徴

 

特徴1 夜型人間は知能が高い

これはロンドン・スクール・エコノミクスの研究によって
明らかにされたものですが、
IQが高いほど、夜型の傾向が高いそうです。

 

特徴2 分析的で側面的な思考ができる

同様の研究で明らかになったのは、
夜型人間は分析的で側面的な思考ができるというのです。

物事を深く、掘り下げて考えることができて、
また、色々な角度から物事を見ることができるのです。

 

特徴3 起業精神旺盛な人が多い

これはシカが大学が行った研究ですが、
夜型の人のほうが、
起業精神が旺盛で成功しやすいという統計が出たのです。

また、これとは別にマドリード大学が行った研究では、
夜型の人のほうが収入が多いという結果が出ています。

歴史は夜作られる

アメリカのオバマ大統領は、
自分が夜型であると公言しています。

また、ロシアの革命家スターリンもそうです。

そして、デカルトやバルザックもそうです。

もう、こうなってくると偉人のほとんどは
夜型と言っても過言ではないでしょう!

 

昔から「歴史は夜作られる」と言われてきました。

そうです、人類の歴史を作ってきたのは、
我々夜型の人間だったのです。

 

だから、朝早く起きられないことを嘆くのではなく、
これからは我々の特性を大いに利用していくべきなのです。

まとめ

今回は、早起きは三文の徳について迫ってみました。

 

朝起きは三文の徳という意味は、
朝起きすると三文も徳であるというのが一般的な通説ですが、
実はもう一つの意味があったのです。

 

それは、朝起きしても三文しか徳をしないという意味です。

 

そういった意味では、
夜型の人間は早起きなんかしないで
寝てたほうがマシということです。

 

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