プラスチックのゴミ問題がとにかくひどいんです。

これはとても深刻になってきています。

絶対に対策をしなくてはいけません。
これで海の生物が死んでしまうのです。
人間は、自然の一部です。
彼らに異常があるということは、我々にも異常があるということです。

ということで今回は、プラスチックのゴミ問題に迫ってみたいと思います。

 

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クジラの胃の中から約30㎏のプラスチックごみが

写真出典元 https://bit.ly/2JqnzNr

このクジラはスペインのムルシア州の海岸に打ち上げられたものです。
そしてその胃の中を解剖してみると、プラスチックゴミ、ロープ、網の一部などが発見されたのです。
重さにしておよそ30㎏ものゴミが、クジラの胃の中から出てきたのでした。

 

これは我々のプラスチックへの執着に対する警鐘です。

これを受けてムルシア州では海岸のごみ拾いキャンペーンを行いました。
プラスチックの海洋汚染は、世界中の海の生物に対する最大の敵です。

海に浮かぶゴミにトラップされて身動きが取れずに死んでしまう生物もいると、
ムルシアの環境ディレクターは述べています。

 

その後、さらに科学者がこのクジラについて調査を行いました。
科学者らは、これらのゴミを飲み込んでしまったために、
消化器官に異常をきたし、それが死につながったのではないかとみています。

打ち上げられたクジラはプラスチックへの警鐘

プラスチックの海洋汚染はもう避けられない問題です。
プラスチック汚染による海の生物の死は年々増加しています。

 

われわれ人間は、それと向き合い、プラスチックへの執着を手放さなければいけません。

ただ現状では、一回のみの使用されるプラスチック製品が、毎年3億トンも製造されています。
例としてあげれば、使い捨てスプーン、フォーク、皿など数え上げればきりがありません。

そしてそのうち800万トンが海に流れ着いているのです。

 

その中でもプラスチックの袋は最悪で、毎年5000億トンが製造されて、
そのうちの100万トンが海に捨てられているのです。

プラスチックは海洋汚染だけにとどまらず、海の生物の体の中や胃の中にまで入ってしまうのです。

 

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飲み込まれたゴミは生物の消化器系に異常を

プラスチック汚染の影響を受けているのは先ほどクジラだけではありません。
2016年にドイツの海岸に打ち上げられたクジラの胃袋の中からは、
釣り道具、車のエンジンカバーやエビを捕獲するための網などが発見されています。

 

このドイツのクジラはイカを追いかけて、たまたま浅瀬にたどり着いて打ち上げられてしまったのだろうと考えられています。
このようにいったん迷ってしまったクジラは、方向感覚がなくなってしまったのではと。

 

たとえもしこのクジラが生きていたとしても、その後しばらくしてから消化器系に問題を起こしていたはずです。

もし、クジラやイルカなどの生物が餌と間違えてゴミを飲み込んでしまった場合、消化システムに大きなダメージを与えます。

消化されないゴミは、こういった生物に常に満腹感を与え続けるのです。
そして食欲が極端に弱まります。
その結果、栄養不足になり、最後には死に至ってしまうのです。

 

また、別の例ですが、ギリシャ沖で幼いクジラが海に浮かんで死んでいました。
直接の死因は大きなイカを飲み込んだために、胃袋が膨張しすぎてしまったためでした。

しかし、そのクジラを解剖してみると、胃の中からは100以上ものプラスチック袋や他のゴミがごみが発見されたのです。

 

そしてクジラだけがこういった影響を受けているのではなく、鳥、魚、イルカなども相当な影響を受けているのです。

とても恐ろしいことですねね!

プラスチック汚染はひどい方向に

2018年の調査では、海に浮かぶごみの70%は、
プラスチックのように自然に分解しないものなのです。
だからずっと海に漂ってしまうのです。

 

そしてこのゴミの量は、向こう10年間で3倍に膨れ上がると予想されています。

さらに2050年までには、海にあるゴミの総量は海に生きる魚の総量を超えていくだろうと言われています。
ゴミの量が魚の量を超えるなんて、あってはならないことです。

もしそんなことが起こってしまったら、それは本当に悲しいことです。
嘆かわしいことです。

まとめ

今回はプラスチックのごみ問題について書いてみました。

オーストラリアでは2018年7月1日からスーパーでのプラスチック袋の提供をストップしています。

急にすべてを変えることはできないのですが、
徐々にでも自分たちのできることをやっていきましょう。

 

プラスチックの製品の使用をやめる。
プラスチックではなく、木や紙でできたものを使う。

プラスチックを使ったら、きちんとした場所に捨てるなどなど、
私たちにできることはたくさんあるのです。

だから、できることをできる範囲内でやっていきましょう!

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