脳梗塞は一分一秒を争う病気です。
ほんの数時間病院に行くのが遅れた為に、改善するはずの症状が後遺症として一生残ってしまう場合があります。

要するに、脳梗塞の場合はその前兆をしっかりと認識できれば、麻痺も残らずに済む病気なのです。しかし、それを知らないばかりに、脳梗塞の後に、大きな麻痺などの後遺症を残してしまうのです。

だから、その前兆をしっかりと知っておくことで、全く違う未来が待っているのです。

 

健康サロンのNOBUです!

 

脳梗塞は本当に怖い病気なので、今回の動画で扱うことにしました。

そして今回は、動画の最後に、日本人なら100%近いくらい知っているあの超大物について触れたいと思いますので、是非最後までご覧ください。なぜ、その人物について触れたのかも、最後に分かるようになっておりますので、絶対に絶対に最後まで見て頂きたいのです。

では、いいねボタンとチャンネル登録をしていただいて、早速動画に行ってみましょう!!

 

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脳梗塞とは?

動脈硬化などで動脈が硬くなり、脳の血管の中で血栓という血のかたまりが出来ます。
すると、血の流れが悪くなり、脳に血液がいきわたらなくなるので、脳に酸素が送れなくなってしまいます。
その結果、細胞がだんだん死んでいく、という恐ろしい病気です。

多彩な症状

脳梗塞の症状は非常に多彩です。
脳梗塞は誰でもなる可能性のある病気ですから、初期症状や前兆をしっかり理解して、いざという時に迅速に対応できるようになっておきましょう。

なぜ前兆を見逃してはいけないのでしょうか?

症状が出てすぐに受診するかどうかで治療が変わってくるからです。

発症から4,5時間以内なら、t-PAと呼ばれる薬を投与し、血栓を溶かす治療が行えます。
8時間以内なら、カテーテルを使って直接脳の血管の血栓を取り除く、という治療を行える場合があります。

この様な治療を行い、脳に再び血液を送ります。
治療が早ければ早いほど後遺症のリスクが減ります。

脳梗塞の前兆

脳梗塞の前兆は一過性脳虚血発作、英語でTIAと呼ばれています。
これは、脳梗塞の様に完全に血管が詰まらず、血管が狭くなっていたり、血栓が一時的に詰まる事で起こります。

症状が1時間以内に消えた場合TIAと呼ばれます。
この前兆が起きた場合、放置してはいけません。
TIA患者の2日以内の脳梗塞発症割合は5%です。
つまり、前兆が起きた人の5%は脳梗塞になっていたのです。

TIAという診断書が出たら、抗血小板薬を飲んで脳梗塞を未然に防ぎましょう。
抗血小板薬で脳梗塞のリスクが5分の1になったというデータがあります。
症状がなくなったから大丈夫、ではありません。
前兆は脳からの最終警告なのです。
放置しておくと、脳血管が完全に詰まってしまう可能性がある事を忘れてはいけません。

 

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脳梗塞の前兆

これらの症状が起こった場合、症状が起こった時間をメモして病院に行きましょう。

1.目が見えにくい

なんだか目が見えにくい、視界がぼやける等の症状が起きた場合、たいがい目に問題があるのではないかと考えますよね。
でも、これは脳梗塞の前兆の可能性もあるのです。
脳の後頭葉は目から得た視界情報を処理しています。
この後頭葉に脳梗塞が起こると、視界情報が処理出来なくなります。
両目の同じ側の視野が半分ずつ欠けてしまう事があり、これは同名半盲と呼ばれています。
実際には、なんだか視界がぼやけると言う感覚である事が多く、放置してしまいがちです。
視界がぼやける、二重に見える、という症状が出たら放置しないようにしましょう。

2.力が入りにくい

運動をする時、脳の運動野という所から脊髄に指令が送られ、手足を動かす事が出来ます。
この通り道で脳梗塞が起きると指令が届かなくなり、力が入らなくなります。
右の脳は体の左半分を、左の脳は右半分をコントロールしており、脳梗塞では基本的に片側の症状しか出ません。
右の脳に脳梗塞が起きた場合、左半身に症状が出ます。
片方だけ力が入りずらい場合は脳梗塞の可能性があります。

小さな血管が詰まった場合、指先が動かしにくいと言った症状が出たりします。

3.しゃべりにくい

話す時は舌や口の筋肉を使いますが、ここに指令を送る脳に脳梗塞が起きると、上手く筋肉が動かせなくなり、どもったり、ろれつがまわらなくなってしまいます。
ろれつがまわっているかどうか自分でチェックするには、「パ、タ、カ」と連続して言ってみましょう。
これが上手く言えなくなったら、病院でチェックしてもらうのが良いでしょう。

4.感覚の異常

動きには問題が無いのに、感覚だけおかしくなる事があります。
冷たさや熱さを感じない、しびれがある、痛みを感じない、どこも悪くないのに痛みを感じる等、様々な症状があります。
動かせるから脳梗塞ではないとは言い切れないのです。

5.めまい

脳梗塞でめまいがある場合は、小脳に脳梗塞が起きている場合が多いです。
小脳は、大脳からの情報を受けて体の平衡感覚を調節する役割をはたします。
小脳に脳梗塞が起きると、立っていられなくなったり、激しいめまいに襲われ、吐き気が止まらなくなったりします。
めまいは耳から来る事が多いのですが、この様に脳から来る事もあります。
この区別は自分では難しいので、医師の診察を受けるようにしてくださいね。

 

長嶋茂雄終身名誉監督について

ところで、脳梗塞で倒れられた長嶋茂雄監督について、一言付け加えたいと思います。
若き日の長嶋選手は、プロ1年でホームラン王と打点王の2冠を獲得し、日本人を熱狂させました。
彼は日本人にとって、希望であり太陽のような人でした。2004年3月4日の、「長嶋監督、脳梗塞で緊急入院」の一報には、日本中がショックを受けました。

当時68歳だった監督は、アテネ五輪日本代表チームの監督でもあり、凄まじい重圧を感じていたようです。
監督の病状は深刻で、心原性脳塞栓症と言う、脳梗塞の中で、もっとも命の危険があるものでした。
監督は自身の著書、「野球は人生そのものだ」の中で、「脳梗塞の発作で生死の境をさ迷い、三日間は、一日一日がヤマと言われており、最初はまさに死ぬか生きるかわからない状況 」などと記しています。
家族は医師に、寝たきりの可能性もあると告げられていました。

右手、右足の麻痺と言語がやや不自由な状態でしたが、懸命のリハビリで歩行出来るまでに回復しました。
監督は、様々なイベントに積極的に参加し、色々な人と触れ合いました。
入院当初は喋っても日本語になっていない状態だったようです。

言葉の訓練だけでなく体を動かすことも欠かさず、病院でのリハビリは週4日行っていました。
自力歩行ができるようになるとリハビリを終了するのが一般的ですが、走る事が目標、と執念とも思えるリハビリを続け、2021年には東京オリンピックの聖火ランナーとして参加しました。

まとめ

脳梗塞になってしまってからでは後遺症が残る可能性がありますので、脳梗塞にならないよう予防をする事が大切です。
高血圧の人、生活習慣病のある人、煙草を吸う人、不整脈を持つ人は特に脳梗塞になりやすいので、注意してくださいね。

 

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