日本のランニング人口は1000万人以上と言われています。
メタボなどの理由で、痩せるために走っている方も多いと思います。

今回は近年の研究結果を元に、ランニングのデメリットについてお伝えします。

痩せたい、健康になりたい、という理由からランニングをしようと考える方もおられる事と思います。
ところが、長時間の有酸素運動では痩せませんし、健康的でもありません。
1週間に30~40キロ以上を時速12キロ以上で走る事は、健康を害し寿命を縮め、心筋梗塞のリスクを高める事が研究で分かっています
マラソンなどでは、鎮痛薬の予防投与は普通にされているようですが、レース前に痛み止めを飲んだランナーの方が、飲まなかったランナーより消化管痙攣、心血管系イベント、消化管出血、血尿が多かったという報告がされています。
ドイツのボンで行われたマラソン大会では、出場したランナーのうち、49%がレース前に痛み止めを飲んでいたという事です。

それではランニングの5つのデメリットを紹介していきます。

 

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1.ストレスホルモンが増える

運動はストレス解消効果で知られていますが、反対にストレスホルモンのコルチゾールが増えてしまうパターンもあります。
45分の有酸素運動、もしくは90分以上の筋トレで、コルチゾールが増えます。
コルチゾールが増えると様々な悪影響が起こります。

2.食欲が爆増する

運動をすると食欲を強める「グレリン」というホルモンが減り、食欲を抑える「ペプチドYY」が増えます。
その為、運動には食欲を抑える効果がある事が多数の研究によって報告されています。
一方、コルチゾールが増えると食欲を促進する作用があります。
例えば、普段の生活でストレスにさらされると、やけ食いなど暴飲暴食をしてしまう事がありますよね。

これは、コルチゾールが原因だったりします。

ランニングでカロリーを消費しても、食欲が爆増してたくさん食べてしまい元も子もなくなる訳です。
ちなみに、ランニングで体脂肪1キロを落とすのに必要な消費カロリーは、約7200キロカロリーです。
体重60キロの人が体脂肪2キロ分を落とすには、約240キロメーター走る必要があります。
1回12キロメーターのランニングを週5回1か月間続け、爆増した食欲にも打ち勝てば、2キロ体脂肪を減らす事ができる訳です。
鋼のメンタルが必要ですね。

3.虫歯が増える

運動量の多い人程歯のエナメル質が溶けてなくなっていて、虫歯の人が多いと報告されています。
その理由は、持久力トレーニングをすると口の中が乾き、歯がアルカリ性に傾いてしまい、歯に歯石が付きやすくなるからです。
筋トレ中はこまめに水分補給をするかと思いますが、ランニング中は水分補給が難しい為口の中が乾いてしまいます。

 

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4.怪我が多い

1992年の調査によると、ランニングの怪我の発生率は37%~56%だったとの事です。
これは、アメリカンフットボールの負傷率よりも高いのです。
なぜ怪我をするのかというと、長時間絶えず体に負担がかかる事と、気持ち良いが故に頑張り過ぎてしまうからです。
ランニングで起こりやすい故障は足以外では、腰痛、股関節痛、足底筋膜症、外反母趾などが挙げられます。

5.他いろいろ

活性酸素が増え老化が促進されます。
長時間の運動による熱ストレスが原因で、腸内環境が悪くなってしまいます。
週に10時間を超えたあたりから、明確に元気度が低下します。
心臓や肺に大きな負担がかかります。
また、足が地面に着地する時、足底負担がかかり、足底の血管の中を流れる赤血球の一部が破壊されるという事です。
これが続くと体内で赤血球が不足して、貧血になる可能性があります。

まとめ

有酸素運動を毎日の運動に取り入れる場合は、長くても30分以内に終わらせ、短時間の高強度有酸素運動にしましょう。
少し息があがるくらいの早歩きもおすすめです。

 

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