新型コロナウィルスは世界にとって脅威となっています。
これは、まだ治療薬が開発されていない為なんです。
治療薬があれば、死亡するリスクは下げる事が出来ます。
ですので、治療薬が出来るのが待ち遠しい所ですね。
ここで、良いニュースがあります。
それはアビガンという薬がコロナに対して有効だと考えられているのです。

 

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新型コロナウィルスの治療薬アビガン

アビガンの開発者の白木公康教授が、3月25日に
「新型コロナウィルス感染症治療候補薬アビガンの特徴」を日本医事新報社に寄稿しました。
アビガンに対し、非常に期待される内容が記載されています。
それでは、アビガンが新型コロナウィルスの治療薬として優れている、3つの点を調べました。

 

その1 抗ウィルス活性濃度が、エボラウイルスと新型コロナウィルスは同じ

エボラウイルスで使用された同じ量で、新型コロナウィルスにも効果があります。
エボラウイルスでどれくらい使われたのかが重要になります。

アビガンのフランスでのエボラウイルスに対する臨床試験の解析が、富士フイルム株式会社の出したニュースリリースに記載されています。
それによると、インフルエンザ治療よりも高用量で10日間投与したが、有害事象は確認されなかった、との事です。
この、有害事象とは副作用の事で、これが観察されなかったという点が重要です。
新型コロナウィルス治療に投与される際も、それ程多くの副作用は起きないのではないかと考えられます。

 

その2 高ウイルス負荷の致死性感染症も有効に治療出来る

新型コロナウィルス等の致死的なウイルス感染症も、有効に治療出来ます。
マウスを使った実験では、放置すると死に至る程高濃度のインフルエンザ感染させたマウスに、タミフルとアビガンを投与しました。
タミフルの投与では3日程命は伸びましたが、ほとんどは死んでしまいました。
一方、アビガンではすべてのマウスが生き永らえるという、非常に強い効果を示しました。
アビガンは、エボラウイルス感染のエボラ出血熱や、マダニのウィルス感染の重症熱血小板減少症候群という致死的なウイルス感染にも使われていて、効果を発揮しています。

 

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その3 耐性ウィルスができない

アビガンの投与前後で、耐性ウィルスは分離されませんでした。
ポリオウイルスでも確認されています。
アビガンでは、耐性ウィルスは生じないのです。
これはどういう事かと言うと、流行の最初から最後の患者まで、同じ有効性で治療出来るという事なのです。

白木教授は、致死性インフルエンザ感染でも、優れた効果があり、耐性ウィルスが出来ず、流行の最初から最後の患者まで同じ有効性で治療出来るという2点は、
新型コロナウィルスのような致死性ウイルス感染の治療薬として理想的だ。
発症6日目までにアビガンを投与する事によって、死亡率を激減させる事が出来るだろう、
また、若年層でも、将来の呼吸機能の低下が避けられる、と述べています。

アビガンが救世主になってくれるかも知れません。
発症6日目までに投与できるようになると良いですね。

 

そしてアビガンは量産開始に向けて、治験などが行われている模様です。

 

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