食道癌は男性に多く、アルコール、喫煙、果物や野菜不足などの原因で起こります。
2010年にはサザンオールスターズの桑田佳祐さんが治療されました。
俳優の藤田まことさんは食道癌で亡くなっています。
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食道癌とは
食道癌は食道に発生する癌のことです。
食道は喉から胃まで伸びる、約25センチの長い管で、部位によって、頸部食道、胸部食道、腹部食道と呼ばれています。
食道癌は内側を覆う細胞から発生することがほとんどです。
粘膜内だけにあるものを「早期食道がん」と呼び、粘膜下層まで至るものを「表在食道がん」と呼ばれます。
それ以上に深い層まで進行しているものは「進行食道がん」と呼ばれます。
食道がんはどこにでもできる可能性がありますが、日本人の食道癌は約半数が食道の中央付近から発生し、次に食道の下部に多く発生します。
国立がん研究センターによると、男性は10万人あたり31.0人、女性では5.6人となっています。
食道癌は、癌による死亡原因の中では世界中で6番目に多い癌です。
日本では14番目に多い癌です。
食道癌の症状
国立がん研究センターによると、以下の3つが食道がんの症状になります。
1:胸の違和感
初期段階ではあまり自覚症状がないケースが多いです。
そのうち食べ物や飲み物を飲み込むと胸の奥がチクチク痛んだり、熱いものを飲み込むとしみる感じが起きてきます。
2:つかえ感
癌が進行して行くと食道の内側が狭くなり、つかえ感が起きます。
次第に柔らかい食べ物しか通らなくなります。
さらに進行すると、水や唾液も飲み込めず、もどすようになります。
3:胸や背中の痛み、咳、声のかすれ
癌が進行し食道の周辺の肺・背骨・大動脈などに転移すると、胸の奥や背中に痛みを感じるようになります。
咳が出ることもあります。
声帯を調節している神経に及ぶと声がかすれます。
食欲減退や体重の減少が見られます。
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食道がんのリスクを増大させる原因とその対策
食道がんのリスクを高める原因について考えてみたいと思います。
アメリカのメイヨー・クリニックはこれらのものが原因だと発表しています。
・喫煙 ・肥満 ・飲酒 ・胃食道逆流症(GERD) ・胆汁逆流 ・バレット食道 ・アカラシア ・熱い飲み物を頻繁に飲む習慣 ・野菜・果物の不足 ・胸部または上腹部に対する放射線治療 |
癌の主な原因は生活習慣にあるという研究結果が出ていますが、まさにそれを証明しているようです。
特に喫煙は大きな原因です。
たとえ副流煙でも危険性は高いです。
タバコは積極的に避けましょう。
食生活においては、色とりどりの野菜・果物を摂ることが推奨されています。
天然の抗がん剤ファイトケミカルが摂取できるため、がん予防には効果的です。
その他、がん予防のために避けるべき物
あらゆる癌予防のために、以下のものも避けましょう。
・残留農薬の多い果物・野菜 ・ヘアカラー剤 ・加工肉(ハム、ベーコン、ウィンナー等) ・テフロン加工の調理器具(フライパン等) ・砂糖 ・養殖サーモン ・砂糖ゼロや糖質オフの食品・飲料品 ・プラスチック製品(ペットボトル、ビニール袋等) |
これらは私たちの身の回りにごく普通に存在している、発がん性の高い物質を含んだ商品です。
でも知らなければ避けることは出来ません。
食道癌は身近な原因で起こります。
でも原因を知り、それを避けることで予防することは難しくはありませんので、是非知識を身に着けて危険から身を守りましょう。
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