ここ数年オーガニック食品が大きく注目を集めています。
この流れはこれからもどんどん加速していくことでしょう。
どんどん地球を汚染してきた過去から私たちは学んで、
もっと自然なものに目を向けようとしているのは素晴らしいことです。
でも、オガーニック食品を食べると、
実際にはどのような効果があるのでしょうか?
直ぐに実感できるわけでもないので、なかなか実感が持てないですよね。
ということで今回は、オーガニック食品の効果について迫ってみましょう!
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オーガニックの定義
オーガニックを日本語で表現すると、有機農法や有機栽培となります。
大まかに言うと、農薬や化学肥料を使用せずに、
作られた農作物や畜産物に対して、オーガニックという言葉が使われます。
そしてオーガニックの認定をとるには、ただ化学肥料や農薬不使用だけではありません。
正式に認定されるためには、農作物を育てる土壌で、
その2,3年前から遺伝子組み換えの種を使っていない、
化学肥料を使っていないことも要素として含まれています。
また、畜産物の場合はエサも有機飼料である必要があります。
実際にはオーガニック認定機関によって、それぞれ定義は若干異なっています。
一つ共通して言えることは、化学的なものを極力排除していることです。
そして自然環境へ配慮して、できるだけ自然への負担も減らすことを念頭に置いています。
残留農薬の危険性
残留農薬がある食べ物で人体がすぐに影響されることはありません。
ただ、これを毎日摂取し続けていると、体内にどんどん蓄積してしまいます。
それがやがて、「農薬中毒症状」というものを引き起こしてしまうのです。
農薬中毒症状の主な症状
めまい、目の充血・痛み、 |
残留農薬の影響は、身体面だけでなく精神面にも大きな影響を与えると言われています。
そして気を付けて欲しいのは、大人よりも子供への影響が大きいということです。
残留基準というものがあるのですが、
実はこれは大人の体重が基準になっていて、子供の体重ではありません。
そのため、子供は大人よりも農薬を吸収しやすく、影響を受けやすいのです。
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オーガニック生活の実験が行われた
この実験の目的は、オーガ肉食品の効果を数値化することで、
我々のオーガニックに対する意識を変えることでした。
実験には子供のいる2つの家庭が選ばれました。
給食を食べる必要性のない、子供たちの夏休み期間中が選ばれました。
この期間中に10日間オーガニック食品のみを食べるという実験でした。
行われた実験では、
参加した2つの家族の尿をドイツの研究所に送って成分の分析を依頼しました。
尿の採集は、実験1日目、6日目そして16日目の合計3回です。
細かく分類すると、6種類の農薬を調べました。
日本はヨーロッパ諸国に比べると、農薬が多く使われていると言われています。
私たち日本人が普段食べている食べ物によって、
どれだけ影響を受けているかを調べるために、
尿サンプルを取り、そこから検出される農薬の値を調べたのでした。
実験結果について
子供の結果
有機リン系 フェノール系 グリホサート ピレスロイド系 フェノキシ系 ネオニコチノイド系 |
大人の結果
有機リン系 フェノール系 グリホサート ピレスロイド系 フェノキシ系 ネオニコチノイド系 |
ご覧のように、特に子どもには顕著な変化が見られたのです。
たとえば神経系など悪影響があるとされる有機リン系農薬は、
オーガニックに切り替えたことで96.53から10.8に減少しました。
発がん性があると言われるグリホサートは、
1.58から数値化できないくらいの値まで下がりました。
子供のほうが農薬の影響を受けやすい分、排泄できる能力も早いのかもしれません。
まとめ
今回の実験で、オーガニック食品を食べていれば、
体内に入る農薬を減少させることができることが分かりました。
やはり、オーガニック食品は有益だったのです。
わずか10日間という期間でしたが、とても顕著な変化をが証明されました。。
オーガニック食材を食べることで、農薬を体内に取り入れる危険性を抑えることができます。
まだ小さいお子さんがいる家庭では、特に知っておいて欲しいですね。
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