乳癌とオメガ3脂肪酸の驚くべき関係が話題になっています。

オメガ3で乳癌が解決するという意味ではありませんが、乳癌を抑制する栄養素の一つとしてオメガ3を摂る事が重要なのです。

体の中の炎症を抑え、体質改善する為には、オメガ3を摂る事はとても大切です。
オメガ3は炎症を抑えるだけではなく、癌に対しても効果がある事が分かってきています。

 

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オメガ3とは何でしょうか?

体の中で合成出来ない必須脂肪酸なので、外から摂らなければなりません。
ω-3、n-3と表記されます。

種類は3種類
・α-リノレン酸
植物油、特にえごま油、亜麻仁油に多く含まれています。
・EPA、DHAなど
魚油、特に青魚、鮭、まぐろ、鯨に多く含まれています。

α-リノレン酸を多く摂っている場合、EPAに代わる事が出来ます。でもDHAには変換されません。
えごま油や亜麻仁油を摂りつつ、魚を食べるのが効果的です。
EPAは一部DHAに変換されます。

オメガ3の働き

・抗炎症作用
・抗アレルギー作用
・抗うつ作用
・抗癌作用
・抗動脈硬化作用
・免疫調節
・中性脂肪とコレステロールの低下作用
・血栓防止
・神経系機能の向上

このようにオメガ3は様々な効能があります。

 

油と癌の関係

食事性脂質と乳癌の発癌率の関連について、21か国の癌登録結果を見てみました。

飽和脂肪酸やオメガ6を過剰摂取している場合、発癌率が高くなり、オメガ9(オリーブ油や菜種油)やオメガ3を摂取すると低くなりました。
オメガ3は確実に発癌率を低下させました。

 

オメガ3と乳癌の関係1

魚油の摂取は、乳癌治療後の生存率を高めると報告されています。
カリフォルニア大学のコホート研究では、乳癌治療を受けた3081人を対象に、約7年間に渡って追跡しました。
EPAやDHAの摂取量の多い女性は、癌の再発や新しい癌の発症リスクが約25%減少していました。

45歳~74歳の中国人女性35298人を対象にした、シンガポールの研究では、オメガ3の摂取が多いと乳癌発症リスクが26%減少しました。

結論として言える事は、EPAやDHAなどの魚油の摂取は、早期乳癌において、再発リスクや全死因死亡率を低下させたという事実です。
一方、オメガ6の高摂取は乳癌リスク増加につながりました。

 

オメガ3と癌の関係2

ワシントン州西部に住む56歳~76歳女性35016人を追跡したコホート研究では、
魚油の摂取が発癌発症リスクを32%減少させたと報告されています。

 

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オメガ6について

オメガ6は過剰に摂取すると
・炎症を促す
・癌発症を促す

マウスを使った研究では、オメガ6(リノール酸)を過剰に与えると、乳腺の腫瘍形成を促進しました。

オメガ6(リノール酸)を摂取すると、体の中でアラキドン酸に変わります。
アラキドン酸由来のエイコサノイドは、乳癌形成において重要な役割を果たします。
肉の脂肪に多く含まれていますので、毎日肉をたくさん食べる人は注意しましょう。
マウスを使った研究でも、オメガ6による癌形成促進は、オメガ6を減らしオメガ3を増やす事によって、無効化出来たと報告されています。

現代人はオメガ6の摂取が多いです。
オメガ6を減らしてオメガ3を増やす事で打ち消すと良いですね。

 

オメガ6とオメガ3の理想的な摂取量バランス

理想的なバランスは、3:1です。
と言っても、余程意識しないとこのバランスで毎日食事するのは簡単ではないです。
普通に外食でサンドイッチやカツどんなどを食べていると、オメガ3はほとんど摂取出来ていません。

 

オメガ6の過剰摂取の現状

典型的な西洋食ではオメガ6、特にリノール酸が豊富です。
これは容易にアラキドン酸に変換されます。
オメガ6は、加工食品、揚げ物、サラダドレッシングなどの調味料に使われる植物油に多く含まれています。
小さじ一杯のコーン油で、一日の必要量を摂取出来ますが、現代人の多くはその10倍~20倍の量を摂取しています。

西洋食のオメガ6とオメガ3のバランスは10:1になっています。
石器時代の祖先の食事は1:1に近かったようです。

リノール酸含量の多い油

✕ 大豆油
✕ 紅花油
✕ コーン油
✕ 綿実油
✕ グレープシード油
✕ ヘンプシード油
✕ ひまわり油
△ ごま油
△ 米油

1980年代からの疫学調査を見てみると、半数以上の研究で魚食が乳癌に対して有効な事がわかります。

あまり大きな魚は水銀の含有量も大きくなりますので、イワシやサンマ位の青魚を食べるのがお勧めです。

 

抗癌剤の副作用

癌の治療において、副作用に悩まされる事が多いです。
でも、オメガ3はその副作用も抑制しました。

オメガ3の摂り方

亜麻仁油やえごま油を一日に小さじ2~4杯摂取。
青魚を週に3回~4回食べましょう。
主治医に相談して、EPA・DHAのサプリを一日に1.5~3グラム摂取。過剰摂取は危険ですので注意してください。

脂肪酸測定をして、自分のオメガ6とオメガ3の比率、トランス脂肪酸の比率などを知るのも良いかもしれませんね。

 

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