ここ数年、菊芋が話題ですよね!
菊芋関連の色んなサプリが出てきています。

 

やっぱり菊芋って本当に体にもいいらしいんです。
だからこんなに話題になったり、
菊芋に関する本が出版されたりしているんですね!

 

この記事では、

・菊芋は血糖値を下げるのか?
・イヌリンの効果について
・糖尿病にどうはどうなのか?
・イヌリンの副作用について

以上のことについて考えていきたいと思います。

 

スポンサーリンク







ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

菊芋について

 

菊芋の特徴はその大きさで、草丈1.5〜3mと非常に大きなものです。
菊と非常によく似た黄色い花が9-10月に咲きます。

そして10月末になると塊茎を土の中に作ります。

葉や茎には細かな刺が存在します。
それから、繁殖力の強さでもよく知られています。

また、キクイモモドキという別の植物とも非常に似ていて、
そういったことで、キクイモモドキという名称があるくらいです。

元々菊芋は、日本にはない植物で、
江戸時代末期に飼料用として持ち込まれたのが始まりです。

それから時を経て、第二次世界大戦中に食用や加工用として
栽培されたものが野生化していったという経緯もあります。

 

菊芋は血糖値を下げるのか?(イヌリンの効果)

菊芋の代表的な成分はなんと言ってもイヌリンです。

 

このイヌリンの効果に着目して、医師である岡宗男は、
「糖尿病を治したい人は「キクイモ」を食べなさい」という著書を表しています。

【中古】 糖尿病を治したい人は「キクイモ」を食べなさい / 岡 宗男 / 主婦の友社 [単行本(ソフトカバー)]【メール便送料無料】【あす楽対応】

価格:5,698円
(2019/10/30 20:42時点)
感想(0件)

岡宗男

 

 

ぬまお内科院長。
内科医師・医学博士・1961年生まれ。
栃木県出身。医師の家系に育つ。
87年医師国家試験合格。
91年ロンドン大学ハマースミス病院へ留学。
現在栃木県宇都宮市内の沼尾病院ぬまお内科に勤務。
糖尿病患者を中心に診察している。

 

このインリンを摂取しても、これが単糖類にまで体内で分解されることがないのです。
そのために血糖値が上がることがないのです。

体内で分泌される物質で、血糖値を下げるものと言えばインスリンです。

 

基本的にインスリンというのは、食事をすることで出るようなメカニズムになっています。
そのために糖尿病だからという理由で食事を制限すると、
逆に必要とするインスリンがなおさら出にくくなってしまうのです。

 

血糖値が高すぎるというのであれば、ただ単に食事制限をするのではなく、
インスリンが出やすい食べ物を多く摂り、
インスリンが分泌されやすい体質になっていくことが重要なのです。

 

すい臓に対してインスリンを出すように命令するためには、
水溶性食物繊維が体内に入ったときに分泌されやすいのです。

水溶性食物繊維は特に根菜類に含まれていますが、
芋類はデンプンが多く含まれているので、糖が分解によって吸収されてしまうのです。

 

そこで必要となってくるのが菊芋です。
菊芋は消化器官で糖に分解されることがない、イヌリン成分が多く含まれているのです。

 

キクイモは天然のインスリンと異名を取っているのはこのためなのです!!

 

もう少し細かく言うと、イヌリンが実際にインスリンの作用をするのではないのです。
イヌリンが摂取された時に、すい臓にインスリンを分泌させ、
そのホルモンが存在する腸内の環境を整えてあげることで、
その影響で血糖値を下げる方向に体が動いていくのです。

 

菊芋による糖尿病の予防や改善について

糖尿病は、十分にインスリンが機能しないために、
血液中を流れるブドウ糖が増えてしまう疾患です。

ですから、上述の文章をお読みいただければお分かりのように、
菊芋は糖尿病の予防と改善には大きな効果が期待されます。

その理由は、インスリンを分泌させて、血糖値を下げる作用があるためです。

このインスリンと血糖値との関係は、
糖尿病の基本メカニズムなので周知の方は多いと思われます。

 

スポンサーリンク




副作用の危険性は?

これだけ素晴らしい食品である菊芋ですが、副作用の危険性などはあるのでしょうか?

健康な人が菊芋を少しくらい食べすぎても、
基本的に副作用は出ないものと思われます。

ただ、稀にこのイヌリンに対してアレルギーを持っている人がいるようで、
そういった人が菊芋を食べるとなんらかの反応が起こると思われますが、
このアレルギーを持っている人は非常に稀なので、
普通の人であれば副作用の心配はないと言ってもよいと思われます。

 

菊芋の全ての効能に関して

菊芋が血糖値を下げて、インスリンを分泌させてくれるので、
素晴らしいものであることは分かりました。

でも、それ以外にも効能があるのでここで見ていきましょう!

イヌリンは水溶性植物繊維であるために、
体の中で水分を含むと、ゲル状になる植物繊維です。
不溶性植物繊維にはない、私たちの体にとても役立つ働きをしてくれます。

 

効能1 ダイエット

ゆっくり吸収されるので、満腹感が得られ食べすぎを防いでくれます。

 

効能2 便秘対策

便を柔らかくしてスッキリ快便に導きます。

 

効能3 腸内環境リセット

善玉菌を増やして、腸内を弱酸性にします。
腸内環境を良くして、免疫システムを正常化させます。

 

効能4 糖質コントロール

体の中でゲル状になり、
余分な糖質・塩分・コレステロールなどを包み、それらの吸収を抑えてくれます。

 

イヌリン以外にも優れた成分が

 

その1 亜鉛

すい臓やインスリンの働きを助けてくれます。

 

その2 カリウム

塩分の排出を促してくれます。

 

その3 セレン

できてしまった活性酸素を直接分解してくれる抗酸化作用があります。

 

その4 ポリフェノール

できてしまった活性酸素を直接分解してくれる抗酸化作用があります。

 

 

ご覧のように、菊芋の素晴らしい成分はイヌリンだけではないのです。
そして他の成分も、素晴らしい効能を持っていますね!

菊芋の保存方法は

短期保存するケース

購入してきた菊芋を洗わないことが重要です。
洗てしまうと感想やカビの原因になってしまうので、
土がついたままでよいので、そのまま新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室で保存してください。

 

長期保存するケース

健康に良い菊芋を長期にわたって、保存したいときってありますよね。
正しく保存ができれば、1年じゅう食べることが可能です。

ここでも基本は洗わないことが重要で、土がついたままの保管が重要になってきます。
寒い時期には、土に埋めておいても大丈夫です。
土が凍ってしまうような寒い地域では、土が入った鉢に埋めておくのも良いでしょう。

 

まとめ

菊芋ってこんなに素晴らしい効果があったんですね!

何事も知らないよりは、知っていたほうが良いですし、
そのほうが人生にとってとても役立っていきます。

特にもともと太りやすい体質の人や糖尿病になっている人などは、
ぜひともこの菊芋を食べてみてはいかがでしょうか??

スポンサーリンク







おすすめの記事