現代人の体の中では、炎症が多く起きています。
最近の研究では、炎症を起こしやすい食べ物について少しずつ分かってきています。
今回は、そんな炎症について調べてみました。

慢性炎症はすべての疾患の原因

そもそも炎症は、体を守る為に必要な生理機構です。
例えば、怪我をしたり風邪をひくと炎症が起こります。これは急性炎症です。急性炎症は症状が治まると無くなっていきます。
問題は、炎症が何らかの原因で必要以上に持続してしまう事なのです。これが慢性炎症です。慢性炎症は癌・糖尿病・免疫疾患・アルツハイマー・パーキンソン病・脂肪肝・慢性腎臓病・心血管疾患等、様々な疾患の原因になります。
生活習慣や食事の乱れは慢性炎症を促進します。

それでは炎症を起こしやすい代表的な7つの食べ物を紹介していきます。

 

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1.精製された炭水化物や砂糖

砂糖や加藤ブドウ糖の入った食べ物、精製された小麦食品、白米は炎症を増加させます。
マウスの実験では、砂糖をたくさん与えると、オメガ3を与えてもその抗炎症効果が損なわれました。
つまり、普段からたくさん精製された砂糖を摂取している人は、たとえオメガ3を摂取してもあまり効き目が期待できないのです。
2020年5月8日に発表されたフィンランドの研究では、砂糖の高摂取は腸内細菌バランスを崩壊させ、炎症を誘発させる、という事でした。
カンジダ・真菌・カビを増やしてしまいます。
また、このような食品は高血糖を起こしやすく、炎症性サイトカインの産生を促進し、炎症体質になりやすくなります。

 

2.グルテン・カゼイン

グルテンは小麦、カゼインは乳製品のたんぱく質です。
カゼインは炎症性サイトカインを誘発します。
グルテンは自己免疫疾患に働く炎症性のTh17細胞を増加させ、抗炎症に働くTレグ細胞を減少させます。
牛乳とパン、といった食事を摂っていると、将来何らかの疾患を引き起こす可能性がありますので、注意してくださいね。
パンを食べる場合は、全粒粉の物を食べましょう。

 

3.植物油(リノール酸)

植物油に含まれるオメガ6は炎症を増加させます。
オメガ6とオメガ3の比率が20:1の食事を与えたラットは、1:1又は5:1の比率の食事のラットより、はるかに高いレベルの炎症マーカーを示しました。
オメガ3よりオメガ6の多い食事と言えば、ハンバーガー等が考えられますね。
この様な食事を常時摂っていると、体内で慢性炎症を引き起こす可能性があります。
キャノーラ油は寿命を短くし、脳出血促進、性ホルモン作用、心・腎障害、世代を超えて悪影響があり、脳に影響し異常行動等が起こる可能性があります。

オメガ6の多い油

・大豆油
・紅花油
・コーン油
・綿実油
・グレープシード油
・ヘンプシード油
・ひまわり油
少量なら使っても良い油
・ごま油
・米油

 

微量有害成分のある油

・パーム油
・キャノーラ油
・サラダ油
・綿実油
・コーン油
・マーガリン
・ショートニング
・ファットスプレッド

 

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4.トランス脂肪酸

炎症を増やし病気のリスクを高めます。
トランス脂肪酸摂取量が最も多かった女性は、炎症レベルが78%も高くなりました。

2020年4月23日に発表されたアメリカ国民健康調査では、いくつかの食品が炎症性腸疾患に関連していたとされています。
炎症性腸疾患に関連していた食品は、

・揚げ物
・チーズ
・クッキー
・スポーツドリンク
・エナジードリンク
・ソーダ(加糖)

 

5.アルコール

アルコール消費が多ければ多い程炎症レベルは増加します。
アルコールを大量に摂ると、リーキーガットを起こし、細菌の毒素が体内を移動し、臓器の損傷につながる広範な炎症を引き起こします。

 

6.加工肉

ハム、ベーコン、ソーセージ等の加工肉は炎症を増加させます。
加工肉は美味しいですが、私たちの体にとって良い所は何もありません。食べる場合は、添加物の入っていない物を選ぶようにしましょう。

 

7.グルタミン酸ナトリウム (MSG)

内臓脂肪組織において、炎症成分が上昇します。
グルタミン酸ナトリウム誘発性の毒性は、ビタミンA、C、D、E などの特定のビタミンを摂取すると軽減出来るそうです。
チェーン店での外食、コンビニ食にはほとんどグルタミン酸ナトリウムが使われていると思って下さい。無添加のお店なら大丈夫でしょう。
日本の調味料には使われている事が多いです。裏のレベルをよく見て選んでくださいね。

 

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