私達の体内をくまなく巡っている血管すべての長さを足すと、約9万キロにもなります。
これは地球を2周する長さになります。
また、血管の内側の総面積は、6畳の部屋300室分になります。

厚生労働省によると、日本人の死因の2位は心疾患、3位は脳血管疾患で、血管に関係する疾患が多い事が分かります。
食べすぎ、飲みすぎで血液中の糖質や脂質が増え、血液がドロドロになると血管が詰まったりする原因になります。

この事から、血管は綺麗にしておいた方が良い事が分かります。

デュッセルドルフ大学の研究によると、血管を綺麗にしてくれる食材は、ココアだそうです。

 

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血管を綺麗にしてくれるココア

この研究は、35歳から60歳の男女100人を対象に行われました。
2つのグループに分け、一日450mgのココアフラバノールの摂取を1カ月続けました。
ココアフラバノールを飲んだグループは、約21%血の巡りが良くなりました。
そして、心疾患のリスクが約22%減少しました。
さらに、悪玉コレステロールも減少しました。

2015年の研究でも、一日450mgのココアフラバノールの摂取を2週間続けた所、血管が約33%拡張し、血圧も下がりました。

では、なぜココアにそのような効能があるのでしょうか?

ココアの効能

血管を柔軟にする

ココアは体内に一酸化窒素を作り出し、血管を柔軟にします。
血管の中の一酸化窒素が増えると、血管が柔らかくなり、広がります。そして血の巡りが良くなるのです。

血圧計や治療機器等の健康医療機器を製造販売しているオムロンによると、
血管は平滑筋という筋肉で出来ている為、他の筋肉と同じように年齢jと共に硬くなり、しなやかさを失って行くそうです。
これは、血圧が高くなる大きな原因の一つなので、血管力を高める事は重要です。
でも血管は腹筋や背筋などの骨格筋と異なり、マッサージやストレッチで伸ばすのは難しいです。
血管力を高める方法の一つとして、血管内で合成・生成される一酸化窒素を増やす方法は大事です。

ココアの効能はこれだけに限りません。

 

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強い抗酸化力

ソウル大学の研究によると、体の酸化を防ぐ抗酸化力の高い食品として知られるお茶や赤ワインよりも、ココアの方が抗酸化力が高いという事です。

記憶力の改善

また、2010年のコロンビア大学の研究では、記憶力が上がると発表されています。
この研究では、50歳から69歳の被験者37名に、一日900mg(0.9グラム)のココアフラボノイドを3カ月に渡って摂取してもらいました。
すると、記憶力テストでは、30~40代のレベルに上がったという事でした。
また、血の巡りが良くなるので、慢性疲労も改善されました。

食物繊維が多い

食物繊維と聞くとゴボウを思いつくのではないでしょうか?
でも、実はココアの方がゴボウより多く食物繊維を含んでいるのです。
これは意外ですよね。
ココアに含まれるカカオポリフェノールには腸内環境を整える働きがあるので、便秘解消が期待出来ます。
またリグニンという食物繊維は不溶性の為、便のかさを増やして腸壁を刺激し、便通を促進させます。

美容効果

ココアにはポリフェノールが多く含まれていて、老化防止や美容効果が期待出来ます。
それだけではなく、ストレス軽減、細胞損傷の予防、感染症予防などの効果もあります。

このように優れた効能のあるココアですが、砂糖の入ったココア飲料ではなく、ココア100%の純ココアパウダーを摂取してくださいね。
砂糖はできるだけ控えるようにしましょう。

 

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