最近は脳のごみという表現を聞きますね。
これって一体どういうものなのでしょうか?
また、どういうものを食べると脳にごみがたまるのでしょうか?
今回は九州大学の研究結果を元に、食べると脳がゴミだらけになる食材を紹介します。
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Contents
脳のゴミとは?
アミロイドβと呼ばれるタンパク質の一種で、脳が活動した時、頭を使った時に生まれる老廃物です。
勉強や仕事、何か悩み事があって考え事をして頭を使うと、どうしても発生する、脳の燃えカスとも言える物質が溜まります。
健康な人の脳にも存在しますが、通常は脳内のゴミとして短期間で分解され排出されます。
でも、正常なアミロイドβよりも大きな異常なタンパク質が出来てしまうと、排出されずに蓄積してしまいます。
これが溜まりすぎると、脳の神経細胞が壊れ、認知症になったり、記憶力が低下する事が分かっています。
アルツハイマー型認知症の人は健康な人に比べ、25倍のβアミロイドが脳に蓄積しています。
ノースウェスタン大学とフェインバーグ医科大学の研究によると、認知症の人は20代の頃からアミロイドβの排除が上手くできていませんでした。
なぜアミロイドβは溜まってしまうのか?
アミロイドβは40個前後のアミノ酸から出来ており、無害で排出されやすいものと、毒性が強く脳に溜まりやすいものに分かれます。
分解や排出がうまくいかなくなると、毒性の強いアミロイドβが溜まり始めると言われています。
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脳がゴミだらけになる食材
1.精製された砂糖
イギリスのバース大学では、アルツハイマー型認知症になった人の脳と健康な人の脳を比べる研究を行いました。
アルツハイマーの初期段階にいる人達は、砂糖によってMIFという酵素が変容していました。
MIFとは、アミロイドβやタウタンパク質といった異常なタンパク質が脳に溜まるのを防いでくれる酵素です。
九州大学が15年の歳月をかけて行った追跡調査でも、糖尿病患者の認知症発症率は2倍にもなってしまう事がわかりました。
糖尿病だと認知症になりやすい理由の一つは、インスリン分解酵素の存在です。
インスリン分解酵素はインスリンだけでなく、アミロイドβも分解します。
でも糖尿病になると、血糖値が上がりインスリンの量が増えすぎてしまいます。
すると、インスリン分解酵素はインスリンの分解に使われ果たされ、アミロイドβの分解まで出来なくなってしまうのです。
その結果、アミロイドβが溜まってアルツハイマー型認知症になってしまいます。
なぜ精製された砂糖が良くないのでしょうか?
それは、もともと自然界には無かった純度100%の糖質だからです。
果物などの自然の糖質は、食べ過ぎなければこれ程の悪影響はありません。
精製された真っ白な砂糖や、この砂糖がたくさん入ったお菓子やジュースを食べると、脳に悪影響が出るのです。
2.脂っこい食べ物
基本的に自然界にはもともと無い食材です。
脂っこい食べ物を食べると、食欲中枢に炎症が起き、食欲が爆増する事が分かっています。
一日990キロカロリー分食欲が増えると、一か月で体重が4キロ増えてしまう事になります。
食品業界は、私たちをもっと食べたいと思わせたがっています。
売れる商品ほど、私たちの脳に悪影響がある訳です。
どんな配分でどんな糖分を組み合わせれば人が糖分にはまるのか、などといった事をコンピューターモデリングで調べる研究もされています。
割り出された数値は、至福ポイントなどと呼ばれています。
このデータは食品業界の人たちも持っています。
そのようなデータに基づいて作られた食品を食べると、もっと食べたいと脳が異常に興奮してコントロールが効かなくなったりします。
自然界にない食べ物を避けて、脳が無駄に興奮しないようにし、自分の脳を守りましょう。
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