皆さんはアボカドはお好きですか?
アボカドは栄養も豊富で、色々な料理に使われますね。
でも、アボカドを食べる前には絶対に注意してほしいこともあります。
今回はアボカドについて調べました。
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アボカドは切る前によく洗って
米食品医薬品局(FDA)によると、アメリカ国内で流通している国産・輸入アボカドの皮に、リステリア菌やサルモネラ菌がある場合があるという事です。
2014年から2016年にかけて、メキシコ、チリ、ペルーから輸入した1615個のアボカドを調査した所、約18%にリステリア菌が見つかりました。
また、0.74%にサルモネラ菌が見つかりました。
皮から菌が移らないよう、食べる時はよく洗ってから切るようにと勧告しています。
東京都福祉保健局によると、リステリア菌は動物、河川水、下水、飼料など、あらゆる所に存在していて、様々な食品が汚染される可能性があるとの事です。
感染すると髄膜炎、敗血症、流産を起こす事もあり、感染しやすい人は、妊婦、新生児、乳幼児、高齢者、基礎疾患を持つ人という事です。
厚生労働省によると、リステリア菌は冷蔵庫の中でも増えるという事です。
冷蔵庫を過信せず、食べる前によく洗い、加熱して中毒を防ぐ必要があります。
すべての食材は食べる前に徹底的に流水で洗い、清潔なふきんやペーパータオルで乾かす事を、Foodsafety.govは勧めています。
栄養価が高くて美味しいアボカドですが、きれいに洗ってから食べて下さいね。
食べ方
アボカドは樹上では柔らかくなりません。
収穫後に追熟させ柔らかくなり食べごろとなります。
完熟していないアボカドは、常温で放置して柔らかくします。
表皮を押してみて、わずかに柔らかさを感じる程になれば食べごろです。
熟したアボカドは冷蔵庫で保存します。
ただ、5度以下で保存すると正常に追熟しなくなり味も落ちてしまいますので、保管温度には気を付けましょう。
果肉はキレイな薄緑色ですが、空気に触れると茶色く変色します。
これは、レモン汁等の酸をかけておくと防げます。
食べ方としては、サラダ、タコス、サンドイッチ、巻き寿司、ハンバーガー等に使われる事が多いです。
世界一の生産量と消費量を誇るメキシコでは、ペースト状のアボカドに香辛料、玉ねぎ、サルサソース等を加えたワカモ―レは色々な料理に加えられます。
日本ではわさび醤油やマヨネーズをつけて食べたりもされています。
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アボカドの歴史
いつ頃から食用とされていたのかは定かではありませんが、西暦900年頃のアボカドの実をかたどった土器がペルーで発見されています。
13世紀から15世紀頃には栽培が始まり、中南米では数百年以上にわたって栽培が続けられています。
アボカドは野菜?それとも果物?
アボカドは果物に分類されています。
でも野菜のように食べられていて、野菜的果実と呼ばれています。
レモンや未熟なパパイヤも野菜的果実です。
アボカドの栄養
果実の成熟には10カ月から15カ月という長い期間がかかります。
また、多くの栄養分が必要な為、隔年で結実します。
アボカドはクスノキ科の常緑高木の果実で、原産は中央アメリカです。
アボカドは良質な不飽和脂肪酸に富んでいて、森のバターと呼ばれています。
アボカドオイルは食用だけではなく、石鹸の材料にもなります。
日本で売られているハス種は、果肉に脂肪分が約18から25%含まれています。
その脂肪分の8割以上は、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸などの不飽和脂肪酸です。
良質な油ですので、美肌効果も期待できます。
オレイン酸は腸内の善玉菌を増やす効果があり、食物繊維は腸内の掃除をしてくれます。
10種類のビタミンと11種類のミネラルと植物繊維を含む、とても栄養価の高い果実です。
アボカド1個半で、成人男性が一日に必要なビタミンEを摂取できます。
葉酸やカリウムも多く含まれていますので、生活習慣病予防にもなりますね。
アボカド100グラムで186kcalあり、果実ではカロリーが一番高いです。
アボカドの品種
ハス種:世界の多くの国で栽培されている。熟すと黒くなる。
フェルテ種:ハス種が主流になる前に多く栽培されていた。低温に強い。味は濃厚。熟しても黒くならない。
ベーコン種:低温に強く、熟しても黒くならない。
ピンカートン種:脂肪分が多く大きくなる。
リード種:球形の果実。大型で味は濃厚。
アボカドにはたくさんの品種がありますが、
日本で売られているのはほとんどがハス種です。
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