驚くべき事に、日本では今、年間42兆円が医療費に使われています。
薬の使用量もとても多く、ちょっと風邪気味だから薬を飲んでおこう、という人も多いかと思います。
でも、そんなに気軽に薬を飲んでも良いのでしょうか?

薬には眠くなったり、下痢をしたり、喉が渇いたり、等の副作用があります。

中には記憶障害を引き起こしてしまう薬もあるんです。
今回はそんな恐ろしい副作用のある薬をご紹介したいと思います。

 

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1.精神病の薬

精神病の薬によって、脳内物質の働きが抑制される事があります。
脳の収縮を促し、脳の機能全般に悪影響を与えます。
特に記憶機能や学習機能が影響を受けやすく、認知症や初期のアルツハイマーの脳機能障害につながります。

精神病の薬と副作用

・ハロペリドール
幻聴、幻覚、妄想が生じる事があります。

・アミトリプチリン
副作用ー眠気、胃腸障害、口の渇き、心電図異常

・クロミプラミン
口の渇き、立ち眩み、めまい、脱毛、かゆみ、光線過敏症、食欲不振、紫班(皮下出血によるあざ)

・アルプラゾラム
長期服用すると依存症になり急にやめるとけいれん、幻覚などの症状が起こる事があります。息切れ、肝臓の障害。

・クロルジアゼポキシド
薬物依存、痙攣発作、刺激興奮、妄想、不眠、不安、口の渇き

2.睡眠薬

睡眠薬は学習機能、記憶機能を担う脳の主要部の活動を弱めます。
その結果、記憶障害を引き起こす可能性があります。
その他の副作用としては、注意力、集中力、運動機能の低下、頭痛、眠気、ふらつき、倦怠感などがあります。

睡眠薬の副作用

・ベンゾジアゼピン
不眠、消化器問題、震え、恐怖、激越、筋けいれん。
発汗、離人症、現実感喪失、刺激への過感受性、抑うつ、自殺行動、精神病、発作、振戦せん妄が生じることもあます。
重篤な症状は、たいてい突然あるいは急速すぎる離脱によって生じます。

・アルプラゾラム
薬物依存、痙攣発作、不眠、不安、幻覚、妄想、刺激興奮、錯乱、呼吸抑制、アナフィラキシー、そう痒、蕁麻疹、顔面潮紅
顔面腫脹、息切れ、肝機能障害、黄疸

・ジアゼパム
眠気、ふらつき、めまい、頭痛、失禁、言語障害、ふるえ、頻脈、血圧低下、吐き気、吐く、食欲不振、便秘、口が渇く
発疹、倦怠感、脱力感、むくみ、黄疸

・ロラゼパム
眠気、ふらつき、めまい、たちくらみ、頭痛、歩行失調、動悸、血圧低下、肝機能異常、悪心、下痢

・クロルジアゼポキシド
眠気、ふらつき、めまい、歩行失調、頭痛、多幸症(現実ばなれした幸福感)、血圧低下、吐き気、便秘、口渇、発疹、倦怠感、脱力感、黄疸、

 

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3.抗生物質

身近な薬で、風邪などの病気で処方される事もありますね。
ペニシリンが1928年に発見されてから、世界中で新しい抗生物質が開発され、
人類はその恩恵を受けたくさんの感染症を克服してきました。
その一方、乱用による副作用や耐性菌の問題も起こってきました。
抗生物質は、実はとても危険な薬なのです。

抗生物質は腸内細菌(善玉菌)を殺してしまいます。
セロトニン等、私達の脳にとって大切なホルモンは、腸内細菌が関与しています。
その腸内細菌が無くなると、脳機能に直接悪影響が及びます。
抗生物質は記憶障害以外にも副作用があります。

胃腸障害ー胃のむかつき、吐き気、下痢、味覚異常、便秘、消化不良、腹痛
精神神経障害ーふらつき、めまい、ねむけ、夜間せん妄
皮膚障害ーかゆみ、湿疹、光線過敏症
全身倦怠感ーだるさ、筋肉痛
感染症ーカンジダ
肝障害ーだるさ、黄疸、発熱
腎障害ー尿量減少、むくみ、だるさ
血液障害ー貧血、溶血、血小板減少
心臓・呼吸障害ー動悸、息切れ、低血圧、呼吸困難、喘息

 

抗生物質薬例
・フルオロキノロン
・アモキシシリン
・セファレキシン
・レボフロキサシン

 

4.抗ヒスタミン薬

花粉症等のアレルギー症状や酔い止めの薬にも入っている成分で、ご存じの方も多い事かと思います。
抗ヒスタミン薬は、神経伝達物質であるアセチルコリンの働きを阻害します。
アルツハイマー型認知症、幻覚、かすみ目等は、このアセチルコリンが減少する事で起こります。

その他の副作用は
眠気
消化器症状ー口の渇き、吐き気、便秘
痙攣誘発ー顔や手足の筋肉がぴくつく。一時的に意識が薄れる。

 

抗ヒスタミン薬
・アレジオン
・アレグラ
・クラリチン
・アレサガテープ
・レミカットカプセル

抗ヒスタミン薬を含む薬は多いです。
十分注意してくださいね。

これらの薬以外にも記憶障害を引き起こす可能性のある薬はあります。

記憶障害を起こす危険性のあるその他の薬

・パーキンソン病の治療薬(ミラペックス、アポキン等)
・細菌感染症の治療薬(アモキシシリン、セファレキシン等)
・頻尿・尿失禁の治療薬(オキシトロール等)
・高コレステロールの治療薬(スタチン等)

 

まとめ

薬は症状緩和の働きがありますが、怖い副作用もあります。
抗生物質等、身近な薬で簡単に入手できますが、十分注意する事が大切です。
自己判断で気軽に飲まず、必ず医師などの専門家に相談し、必要な場合に必要な量だけ摂取しましょう。

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