今ネット上で話題になっているのが、数々の現場で濃厚接触の中、
コロナ感染者を出していない自衛隊の存在です。

これって本当に不思議ですよね。
一体何が違うのでしょうか?

コロナに感染しない彼らの予防マニュアルとはどんなものなのでしょうか?
それについて掘り下げていきたいと思います。

 

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感染しない理由1 しっかりとした防護基準

自衛隊は、医療・介護施設にマスクを配布したり、集団感染が発生したダイヤモンドプリンセス号の船内対応、
チャーター便帰国者の一時宿泊施設への物資搬送等、様々な任務に従事しています。
ときには保菌者との濃厚接触を避ける事が出来ない場合もありますが、感染者を出す事なく任務を遂行しています。

山崎幸ニ統合幕僚長は、
「しっかりした防護基準を定め、現場で指揮官が徹底し、隊員が実行した。訓練の成果だと思う」
と述べています。

クルーズ船では、厚生労働省の基準とは別に、独自の防護策を講じていました。
防護服、二重の手袋、ゴーグル、靴カバーを着用し、
防護服との隙間を粘着テープでふさぎ、消毒作業を行いました。

 

佐藤正久自民党参院議員は、
「今回の新型コロナのようにヒトに感染するウイルスに対応する場合、自衛隊は必ず防護服を着用します。

手袋をして顔も覆い、靴カバーを付けるフル装備です。任務が長時間にわたる場合は、さらにオムツを着用することもある。
防護服を脱ぐときは“外側”に触れないよう、2人一組で行ないます。

 

一般的には、頭の部分から順番にお互いの防護服を外していき、最後にお互いの手袋を取るといった手順です。
そこまで徹底しないと、感染を防ぐことはできません」
と述べています。
また洗濯は、感染リスクの高い医官・看護官は、
個室の風呂場や部屋にバケツ型の洗濯機を持ち込んで洗濯を行いました。
食事の際は、対面を避けるか2メートル以上離れて食事しました。

 

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感染しない理由2  手洗い・うがいの励行

防護服以外にも基本対策の徹底を心掛けています。
統合幕僚監部報道官室によると、
『手指で何かに触れたらすぐに消毒する』、
飛沫によるウイルスの侵入を防ぐため
『マスク着用時は鼻にあたる部分を押さえて隙間をなくす』などを徹底しました」という事です。

 

マスクの付け方ひとつとっても、鼻回りの隙間をなくす一手間をかけているんですね。
ある自衛隊OBは、
「集団行動が基本の自衛隊では1人が感染症に罹患すれば、
部隊の任務自体が行なえなくなってしまう。

そのため、入隊後に教育隊から教えられる基本動作の中に手洗い・うがいの励行があります。

その結果、手洗い・うがいをきっちりやる習慣が身につくのです」
と述べています。
またブーツに付いた土は、必ず現場で落とし、靴底の消毒を徹底するそうです。

感染しない理由3  衛生ニュース

「自衛隊は以前から感染症に緊張感を持って対処しています。
『自衛隊における感染症対策に関する訓令』や『感染症対策に関する達』により、
自衛隊内の各組織での対応や感染症の種類ごとに発生時の報告を義務付けています。
隊員には部隊ごとに発行する『衛生ニュース』で、流行中の感染症とその予防法を伝えています」

「『上意下達』が徹底しているため、組織全体に情報が浸透しやすい。他の役所や民間と大きく違うところです」
と佐藤氏は語ります。
朝礼・終礼での伝達、営舎での班単位での指示などで感染予防の徹底が伝えられます。

 

まとめ

日頃の防災、減災に役立つ知識や技術が載せられた「自衛隊防災BOOK」がヒットしました。

ある現役自衛隊員は、
「我々の強みは『健康管理も仕事の一部』と全員が認識していることです」
と述べています。

この危機管理意識がコロナ予防につながっているんですね。

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